カテゴリ
ライフログ
LINKS
以前の記事
2020年 02月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2006年 10月 検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
告! この物語は、掲載写真と登場人物には、一切関係がありません。
なにやらセレブな香りがプンプン・・・いったいどこでしょうか?まさかわが漁師町ではありますまい・・・。 あ、ロンドンの画家ピアーズ・・・珍しくおめかしして、微笑んでカメラに収まっています。 いえ、ここはやはりわが漁師町でした。外の景色を見ると、ほら、この通り・・・。 その格差は、かなりの激しさでかけ離れております。 この家の持ち主は、イギリス人の大金持ち・・・どれくらい金持ちかというと「僕のほうがビルゲイツより、ちょっと稼いだかなぁ・・・」と、おぬかしになったのです。 アルガルベの自称芸術家は、砂糖にたかる蟻のように彼に群がったのでございます。しかし、投資にならない芸術家には目もくれません。目は確かです。 「ハーイ、ミツ・・・」ピアーズが私たちを見つけました。とはいえ、私たちは招待されたわけではなく、好奇心で勝手に行きました。これもすごいです。 「家の中を僕が案内するよ。ひどい家だぜ、こんな醜い家を見る機会はなかなかないからね、よくみておくといいよ・・・」はい・・・ありがとうございます・・・しかし、声が大きすぎやしませんか?持ち主に筒抜けですが・・・。階段の一階と二階の踊り場には、ピアーズとエドウィンの「緑の戸棚」の絵が飾ってありました。「同じ絵を描いたなんて、僕たちは知らなかったのさ。気に入ってもらったと思って安く売ったのに・・・」二つあわせて売れば、相当な金額で売れるらしいです。 「見てよ、この趣味の悪さ・・・笑っちゃうだろ?君だったらこんな部屋で眠れる?」 確かに・・・趣味は良いとは・・・。 「あぁ・・・僕は悲しくなるよ、このパテオ・・・素晴らしいパテオだったんだ。アーチの壁があって、素晴らしい窓があったんだ、とてもロマンティックなね。それがどうだい、これ・・・彼は金持ちだぜ、よく恥ずかしくもなくこんなケチなことしたもんだ・・・修復するより壊して新しくするほうが安く上がるからね。全く、金持ちの風上にも置けないよ。金持ちには金持ちの役割ってものがあるんだ・・・彼は成金だからね、仕方ないけどさ・・・」 ピアーズは興奮して、顔を真っ赤にして怒っています。 屋上には小さなプールがあります。「これはさぁ・・・プールだと思うだろう?違うんだな、これが・・・風呂だよ、彼の風呂・・・わかる?ハハハ・・・」 彼は・・・すごーく太っているのです。その風体は、例えば小錦と中尾彬(悪役)を足したような・・・コニ・中尾とワタシは呼んでいるのです。 かなり大きなアトリエです。ここは新しく出来た、アートスクールなのです。イギリスのセレブがバカンスを兼ねて泊りがけでアートのお勉強をする・・・とっても、とってもお高いそうで、私たちとは無縁の場所です。 「なにもかも、僕のアイデアさ。彼は全部僕から盗んだんだ」ピアーズの怒りは、その辺にあったようで・・・。 パテオには、古いオリーブの木が残されており、それだけは気に入りました。 わざわざイギリスからおいでの方々、この地方の高級住宅地からやってきたセレブの方たちとはお話が合わず、唯一のオリャオ組四人はパテオで自分たちの持ってきたワインをいただきました。三十人ほどのお客にワイン数本、つまみはポテトチップが、一袋・・・のみという、誠に上品なオープニングでした。 パテオで飲んでいると、コニ・中尾がやってきて、明かりをパチンパチンと消しました。ジュスチーヌが顔色を変え「帰りましょう!」と立ち上がりました。 ドラマには、一癖も二癖もある役者が必要です。コニ・中尾のようなキャラクターは欠かせません。 はぁ・・・こういう話は難しいです・・・もっと面白い物語を作りましたが、過激すぎて・・・ここまでです。疲れた・・・小心者です。 以上、私の最近の作り話です。
by aomeumi
| 2009-10-10 02:23
| 喜怒哀楽な人々
|
ファン申請 |
||