狭い路地を走る、さらに小ぶりな路面電車です・・・お気に入り・・・。
侘びしいなぁ・・・素晴らしいアズレージョも剥がれおちたまま修復されていません。
リスボンらしい下町、バイロ・アルトを歩きました。
ぶら下がる洗濯物も、この辺りの観光名物?・・・。
この電車に乗ると、街だけではなく、家の中まで覗けます・・・ご飯を食べたり、アイロンかけをしたり・・・移動舞台を見ているようです。
歩いていたら、おじさんに呼び止められました「この先に展望台があるけれど、途中の路地には泥棒が多いから気をつけて・・・」「はい、ありがとうございます」
確かに、ひと気が少なく、観光客もほとんど見かけません・・・小さな展望台で午前中からビール・・・うまし。
生活の匂いがぷんぷん・・・どこかで鰯を焼く匂いも・・・リスボンの下町の匂いです。
お・・・かなり好みです・・・リスボンを舞台にした映画「白い街で」の主人公、マリアの住んでいたあたりを思い起こさせます。いい映画でした。
花は咲けども、どこか華やかさに欠けるところが、魅力でしょうか・・・。
どちらかというと、このベランダの方が好みです・・・枯れつきそうで、枯れてはいない・・・下町は植物も人もなかなかしたたかです。
路面電車の終点です。また、えっちらおっちら、坂道を登ります。
歩いて、リスボンの中心街バイシャ・シアードへ着きました。見慣れた風景にホッと一息、お茶でも飲みましょう。
リスボンに来たら行くべき場所、バイロ・アルトでは、観光客をほとんど見ませんでした。治安が悪くなったせいでしょうか・・・そう言えば、集団で巡回しているお巡りさんの数は多かったようです。