今回のリスボン行きの目的は・・・ジャカランタ。都会の並木を彩る、美しい紫の花をつけます。
まず、はずれはないと思われる、国会議事堂近くの並木道に向かいました。途中にもあるかもしれないと、片道一時間、炎天下の中を歩いて行きました・・・咲いています・・・きれいです・・・ありがとう・・・。
強い日差しを受けて、建物に映る花影もきれいです。
ジャカランタ独特の青みを写真で出すのは、私のような素人には難しいです。オートが頼りです。
帰る当日の朝も、ジャカランタを探して歩き回りました・・・ポンバル侯爵広場もジャカランタの名所です。
日本だったら、この下は花見客で埋まっていることでしょう。
青い空に、紫色がよく映えるのです。雨季に雨がなかったせいでしょうか、花が少ないような気がします。
花の散った紫の絨毯を期待していましたが、少し早かったようです。
花の絨毯を撮りたいと、木の下をはいずりまわっていたら、お婆さんが立ち止まって見ていました。やがて「なにか落としたの?一緒に探してあげようか・・・」と、声をかけてくれました。
あらかじめ調べておいたジャカランタスポットにはなかった通りにも、見事な並木が・・・この時期、どこを歩いても、リスボンはジャカランタだらけ・・・ということになるようです。
車道で撮っていると、見ていたおじいさんが交通整理?をして、車を止めてくれました。地元の人が誰もジャカランタが咲いていることに気を留めないことを、おじさんは残念がっていました。
あ・・・もう汽車の時間です。慌てて、ホテルに帰る途中、ジャカランタの木の周りをぐるりと紫の絨毯が・・・慌てて通りを渡って近づくと・・・しかし・・・
あぁ・・・バッテリーが切れました。2日半で500枚も撮ったのです。その中で使える写真は、数枚・・・なのでしょう・・・。
ポルトガルの花・・・というと、アーモンドと決まっていますが、これは田舎に行かないとなかなか見られません。ジャカランタは、リスボンという都会の象徴的な花であることを、こちらに来て初めて知りました。
熱帯アメリカ原産でブラジルの国花。日本でも、あるようですが、様子はだいぶ違います。