帰国が迫り、あたふたと大掃除・・・台所回りと、窓ガラスは終わりましたが、汚い雨が降り続き、やり直し・・・悩みの種は、テラスです。
夏の初めのパーティー以来、放りっぱなし・・・惨憺たるもので、今年は香りのいい、秋の薔薇が咲きませんでした。正直なものです。そこに断りもなくトマトが・・・自家製のたい肥に種があったのでしょう。こだまさんに食べさせました・・・。
一方、腫れものにさわるようにお世話した日本の胡瓜は・・・花も咲き、小さな実もなったものの・・・枯れ果てました。美味しいぬか床を用意して待っていたのに・・・誠に残念・・・。
あと一年の庭仕事ですが、処分をしながら、それでも緑は楽しみたい・・・さて、どうしたものか・・・ローマのベランダにヒントがあるような・・・どの窓辺も、よく手入れがされ、好みでした。花より、葉物が多く、なかなか素敵でした。
藤です・・・これが咲いたら見事なものでしょうね、親父!
このスタイルも、北側のベランダなら可能でしょう。
余程の花好きが世話をしているのでしょう、誠にきれいでした。この小さな鉢でこれだけ伸びる・・・時間があれば試したかったけれど、一年では無理でしょうね。
これも、日陰なら容易な仕事でしょう。うちのベランダは、四か所が南向き、北は一か所しかないのです。
ローマで最も注目したのはコレ・・・バチカンです。サトイモ?の一種でしょうか・・・数ある美術品には目もくれず、根の部分を覗きこんだり、触ったり・・・怪しい行動を取った東洋人の老婆です。
これは、テラスで、ぜひやってみたい。
大切に育てた薔薇の行く末が心配です。庭を持っているドリーンやベネディクトが引き取ってくれるのが理想だけれど・・・畑で忙しく、花まで手が回らないかもしれません。勝手に持って行って、こっそり植えてこようかしら・・・とも、思うのだけれど・・・それにしても、慌ただしくなってきました。
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