今回、もっともステキなおばぁさんでした。朝のカフェ街を、買ったばかりのバケットをかじりながら、颯爽と歩く、美しい人・・・この淡いブルーの縞のワンピースが風に揺れて、それは爽やかなことでした。
この方・・・多分、腰が悪いのです・・・すぐにわかってしまう。エレガントなスカーフにリュック・・・
若いころの自信と誇りが・・・今の彼女を支えているようです。
す、す、すみません・・・睨まれてしまった・・・赤い靴と胸の赤い刺繍・・・ちゃんとおしゃれをしています。
骨董市の高級ブランド品を扱う店です。もう手に入らない柄のスカーフとか・・・このおばさまは、ものすごく詳しくて「これは、OOOO年のエルメスね・・・」なんて懐かしそうに話をしながら・・・
この靴が彼女のお気に入り・・・「昔、ちょうどこんな感じの靴を履いてね・・・」物語のほとんどはわからないので・・・妄想・・・おばあさんのシンデレラ物語・・・。
この人は、おばぁさんというには申し訳ないのですが・・・とてもおしゃれ・・・モノトーンの服、素顔にローズ色の鮮やかな口紅が際立っていました・・・。
今回は、ステキなおばぁさん・・・というより、ちょっと体の悪い人とかが、やたらと目につきまして・・・ステキな人を見かけてもシャッターチャンスを逃してしまいました。やはり、こういうときには自分の境遇が影響されるものなのですね。