コダマさんの仕事が一段落、実にひさしぶりにお客をしました。とはいえ、呼んだのはオランダ人のジュスチーヌとエドウィンの二人だけ・・・ようこそ・・・
ウズラの卵の出し漬け、オクラと人参の味噌だれ、柿の胡麻和え・・・ビーチで拾った貝殻を器にしました。ままごと遊び・・・
本日の飲み物は日本酒の冷や・・・ゆえに、杯には夏の名残の桜貝を・・・。
月を映したり・・・日本の風流を説明したが・・・キョト〜ン・・・ふふ・・・
いつも照明が明る過ぎて身もふたもない・・・蝋燭の明かりと電気スタンドのみ・・・落ち着くね。
これはまぁ、家でお呼ばれのお約束・・・中トロ・・・このところの傑作、とも言える味でした。
新生姜も小さな胡瓜も、青いミニトマトもテラスで出来たものです。一人前です。
お土産にいただいたのがこの花・・・後ろからランプで照らしてみた・・・きれいです。名前はわからないのだけれど、強い香りが部屋に漂います。これでたったの一本・・・生命力を感じる南ポルトガルらしい花です。
こちらは、私から再びのバースディープレゼント・・・先日のものより、やや丁寧に作った布の花です。きれいな日本の布箱に入れました。
私のお古、ゴルチェを着てきてくれました・・・あんまりきれいな靴を履いていたので見せてもらいました。キラキラ・・・日本の、おばあちゃんの原宿 ? あたりで売っていそうな代物だけれど、彼女が履くと素敵なのねぇ・・・不思議ねぇ・・・肝に命じないとねぇ・・・
大勢で集まるのもいいけれど、たまにはこういうのもいいねぇ・・・と、しみじみ・・・「マグロを奪い合わなくて済むしね・・・」
私たちがこの街にきてから20年、彼らが10年になります。それからどんどん外国人が増え・・・去って行った人、亡くなった人、金儲けをした人、落ちぶれた人、複雑怪奇な男と女の相関図・・・少人数だからこその話題・・・いろんな事がありました。
ここには自称芸術家しかおらず、本物の芸術家にとっては、そろそろ新しい空気が必要になってきたようで、ここの家はそのままで、リスボンにでも住んでみようか・・・などなど・・・彼らには、まだまだ時間がたっぷりとあるのです。楽しいひと夜でありました。