友人がやっている東中野のギャラリー、間・Kosumi(Kosumi.net)は、借りているアパートから一分、しょっちゅう入り浸っているのですが、今回は遠慮しました。人気作家の川口江里さんの個展はファンが多くて込み合うからです・・・やっぱり・・・外で待っているお客さんもいました。覗いては引き返しを何度か繰り返し、ようやく中に入ったのは夕方近く・・・しまった、きれいに展示されていたテーブルはすでに大混乱・・・
「日々の器」 と、題されたそれは、本当に普段使いに適したものばかり。和洋を問わず、どんな料理も受け入れる、作家の川口さんのお人柄にも重なるチャーミングな器でした。
これは人気がありました。大中小とそろいで買ったり、楽しそうに料理の話をしたり。前日に拝見して、目を付けていた楕円のシンプルな皿はすでに消えていました。
これもよかったけれど、私の手には少し大きい・・・
これも人気がありました・・・
この色がねぇ・・・なんともいえない優しい乳白色・・・
かと思うと・・・こんな作品もあります。このピッチャーは、夫が気に入っていました。私なら野の花を活ける。
何より好ましく思ったのは、若いカップルが小さな子供づれで、あれこれ楽しそうに選んでいたこと。きっと、家でちゃんとご飯を作っているのでしょうね。身ぎれいなひとりの男性もいたこと・・・暮らしを大切にしている・・・ということが垣間みられ、なんとなくうれしいような気がしました。
私が一目惚れしたのはこれです。なくならないうちに慌てて買いました。まだ、ご紹介したいものが沢山あったのですが・・・残念ながら、すでになくなっていました。
毎日お会いしていたのに、川口さんの写真もなし・・・この方が土を捏ねているのはちょっと想像がつかないくらい華奢な美しい方でした。
使い道をあれこれ想像して、楽しんだ器に出会ったのは久しぶりのことでした。
あまりに混んでいたので、告知は控えました。お店には、まだ少し預かっているものがあるようです。私も、また、覗いてみようと思っています。