どうしても用事があって上京・・・病み上がりのため、帰りがけにちょっと寄りました・・・今となっては懐かしい西片のギャラリー・吉永です。
一目見てはっ・・・と、しました。素晴らしい・・・
いい空間なのです。
なにひとつ余計なものがない・・・全部が好ましい・・・というのも珍しいです。
文字も美しくて・・・
椿の絵に目を留められたのが、安達憧子さんだったそうで・・・
どれも、これも・・・
美しいです・・・食い入るように・・・見ました。若かったら精進してこんな絵を描いてみたかった・・・。
久しぶりでお目にかかったオーナーの張さんと、短い間でしたが矢のようなおしゃべり・・・悲惨に思えた西片物語にも、こんなご褒美があったわけです。
この頃、展覧会に行くと、なにかいやなものが交じっていることがあり、興ざめすることがあるのです。なんだろう・・・そういうものを忘れさせてくれる、圧倒的な作者のなにかに溢れた空間に身を起き、なんだか身の引き締まる思いを久しぶりに味わいました。
川岸富士男「季の花」展、残念ながら、明日、22日までです。