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亡くなったパトリシアには、帰国の話しはしていませんでした。パーティーに呼んで、気に入っていた上等の着物を上げて、びっくりさせるつもりでいたのです。 母親のベラにも、なかなか言い出せず・・・週末に飲みに行き、ようやく伝えました。 なにか、プレゼントを・・・小さいものを・・・と、ここに来る時に先生が持たせてくれたお雛様の絵を上げました。 いつもなら絶対に断るはずなのに・・・写真を撮らせてくれたベラ・・・きれいです。毎週末、花を届けていましたが、それを持って、いつも日曜日にはお墓参りをしていたそうです。 上げようと思っていた着物です。実にきれいな鶯色 ? 紅絹の赤がまたきれいで・・・残念・・・。 夫のおばの若いころの着物です。 日本に帰ると聞いて「それがいいわ・・・」と、優しい声で、ベラ・・・コップに山盛りの赤ワインを奢ってくれ・・・一杯でなんだか酔ってしまいました。 料理が上手で、いつも詳しく教えてくれたのだけれど・・・なんせ、ポルトガル語・・・野菜のスープだけは作れるようになりました。 ありがとう・・・さよなら・・・ベラ・・・どうぞ元気で・・・。 #
by aomeumi
| 2014-11-25 02:01
| 喜怒哀楽な人々
パーティー開始30分前・・・ロウソクに火をつけました・・・会場の準備も全てエドウィンとジュスチーヌがしてくれました。壁には、にわか作りの掛け軸で日本風・・・ パーティーが始まり・・・ワインが五、六杯・・・いい感じです。 食べるものも食べ・・・このテーブルの様子は・・・一人、ワイン一本以上はあけているはず・・・ダンスタイムの時間です。 え・・・まさか・・・ ぎゃー・・・脱いだ・・・ 襦袢姿で殿方の脇に・・・ジュス、ダメダメ・・・それはいけません・・・ 今日の花は、レモングラスと月桂樹と庭の花・・・酔っぱらっている・・・ キャー ! さらに脱いでる・・・下着姿の芸者・・・隣で踊るのは夫エドウィン・・・ま、いいか、喜んでいるのだから・・・踊る・・・踊る・・・ 殿方、うれしそう・・・そして・・・ こんな時間になっても、やってくるものあり・・・タビラでホテルをやっているMrワサビ(ジョアン)・・・もう食べるものはデザートと、ワサビしかありません・・・ごめん。 美しく飾り付けた秋の象徴、柿も転がり・・・ 深夜の一時を過ぎて、ようやく客が減り始め・・・今度はじっくりとおしゃべり・・・ようやくジャケットを羽織った芸者・・・ 夫も踊る漁師となり・・・いろいろ、あぁ、びっくり・・・客が五人になったところで、失礼したのでした。 #
by aomeumi
| 2014-11-24 00:00
| 喜怒哀楽な人々
いつもとはそう変わらない料理・・・チーズやサラミやディップや・・・ではあるけれど・・・ 寿司は握りました。刺身だと、好きな人が皿の前を動かずに大停滞・・・ありつけない人も出るのです。見張り ? をつけて交通整理・・・そのかわり、ご飯は少なく、マグロは二貫分・・・という贅沢さ・・・こんな上等、日本では私たちも食べられるわけではない・・・ということに全く気がついていないわけで・・・幸せな人たちです。鯛もありましたが、写真を撮り忘れました。 イカ巻きは夫が巻き、鯖寿司は私が押して美味しく出来ましたが・・・夫が切ったので、ひとつで三人前くらいあり・・・噛み切れないのでした・・・あしらいは、テラスでこの日のために育てた胡瓜、茗荷、いちご、生姜・・・誰も興味なし・・・あははは・・・やっぱりね・・・ 知らせるのを忘れていたけれど、噂を聞いて来てくれた・・・スコットランド人のエリザベスです。ありがとう、うれしいです。今は引退しましたが、私が来た頃、市場で植木や花を売っていて親切にしてくれました。個人的な付き合いはなかったものの、お互いに忘れがたい人です。 そして、この人も会いたかった人・・・オランダ育ちの韓国人ソニアと、マイケルです。家が遠くて、なかなか会えなかったのですが、日本画の教室には時々来てくれた。前日に慌てて連絡したのに「もちろん、行くわ・・・」と、飛んできてくれたのです。この日の一番の美しさでした。ありがとう。 最初に仲良くしていたものの、いろいろあって付き合いの途絶えた人もあります・・・呼んでみたら来てくれた・・・こういうこともバイバイパーティーの良さであります。 もっとも若い出席者、タカちゃんです。夫の会社の若い同僚が家族で赴任・・・この春のことです。幼稚園にも友達が出来て、楽しくやっています。妖怪ばかりの中でも、そう驚かず・・・あぁ、よかった。心配していたのです。 そして、犬のゲストは三匹・・・さっちゃん、自分の縄張りと自分の友達ばかりなので、他の二匹を盛んにコントロール・・・まぁ、内緒でローストビーフのかけらも貰ったし、楽しかったと思います。 とにかく、写真を撮る余裕がなく・・・撮れてもピンぼけばかりで申し訳のないことですが・・・もう一回くらい・・・続く・・・かも・・・ #
by aomeumi
| 2014-11-23 00:04
| 天然な暮らし方
パーティー会場のお馴染みジュスティーヌの家に早めに行くと・・・ぎょっ・・・白塗りの芸者が半裸で待っていた・・・義理の姑の紋付を着せました・・・作法を知らないので、いい加減・・・
もう、夫婦で大興奮・・・やっぱり着物は珍しいんだねぇ・・・大好きなアラーキーのサインの前で・・・お端折り必要なし・・・ぎりぎりの丈でした。 大御所、ロシア人のガリーニャ登場。モスクワに戻るのを一日延ばしてきてくれました。大邸宅ネリーの家にわざわざ薔薇を切りに行ってくれました。着物風コートは、ブランドものらしい・・・ピンクと赤のきれいなものです。なんだか楽屋入りする大物関西芸人・・・という感じ・・・ 左の不気味な女・・・全然わからなかったの・・・怪しいから避けていたら・・・さっちゃんのママ、エレオノールだった・・・舞踏ダンサーのようです。 これも怖いカップルでした・・・ドイツ人のステファンは、袴、彼女はジュスチーヌに上げた着物を来てから着替えたようです。襟合わせが違っている・・・ ドイツ人のアンジェは去年まで上海に住んでいたので、時々、日本に温泉に入りに行っていたそうです。宿で貰ったという浴衣を着ていました・・・お太鼓は作らず、ぐるぐる巻いてひもで縛ってあった・・・「正しい ? 」 と聞かれ・・・絶句。 フェリーニの世界・・・でもあり、うらぶれた旅芸人の楽屋・・・という感じでもある・・・奇怪この上なし・・・ 着物は着ていないけれど・・・色使いのイマジネーショーンは" 日本 " であるらしい・・・多分、中国と間違えているな・・・ この格好で" 日本的 " と言い張るイギリス人・・・ところであなたは、だぁ〜れ ? ガリーニャが連れてきた。 カレー上手のロドニー・・・頭に枯れた小枝・・・わからん・・・ アメリカ人ジャーナリスト・・・着物を着たら飼い犬に激しく吠えられた・・・ 着物がないので、髪に日本の象徴、パールをあしらったそうです。素敵なチャイナドレスです。 日の丸・・・ ここでもっとも古い友人、イギリス人のピーちゃん。どんな格好をしていても、この人はどこかお育ちの良さがある。「君のために、正装してきた・・・」らしい・・・なかなか素敵でした。あぁ、写真がボケて残念・・・ 九時過ぎてからやってくる人もいて・・・入れ替わり立ち替わり・・・40人は軽く越えていたようです。 もちろん、食事の後は・・・ダンスタイム・・・ この日ばかりは逃げ出すわけにも行かず・・・一時過ぎぎまでいました。仕事をしていない人ばかりなので、翌日を気にする人はいないのです・・・凄いところにいたものだ・・・忙しくて写真を撮れていません。撮れたものはピンぼけばかり・・・続く #
by aomeumi
| 2014-11-21 22:44
| 喜怒哀楽な人々
テラスで最後まで処分できなかった露草を始末しました。花は200鉢ほど、捨てることなく全て貰われて行きました。昨年のうちに100鉢は処分していたので・・・テラスのジャングルぶりをご想像くださいませ。くたびれました。
露草は、ここに来てすぐ、商店街の店先にあった大きな鉢の片隅で咲いていたのです。田舎に行っても見たことがなく・・・常々、不思議に思っていました。長い間、楽しませてくれました。山のように飾りましたが、忙しくて写真を撮り忘れました・・・去年だかの写真です。 どの箱を開けても、愛犬アトゥンの写真が出てきます。夜になって、一杯飲みながら写真を眺めると、疲れが取れます。 さて、引っ越し作業は終わっていませんが・・・明日は、40人ほどのお客を招いての「大お別れ、ありがとうパーティー」を開きます。準備は今日から始めるため、しばし更新はお休みになるかと思います・・・。 #
by aomeumi
| 2014-11-19 19:16
| 天然な暮らし方
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