東京の定宿は築地。隅田川沿いの勝鬨橋の脇にあり、昼なら銀座あたりからブラブラ歩いて戻り、夜なら月島で降りて、夜景を楽しみながら、橋を渡って帰るのです。
橋の向こう側の高層ビルには、九條今日子さんが住んでいます。
近いので「一杯、飲みましょう・・・」ということになったものの、土地に不案内です。
お連れしたのは・・・こんなところ・・・倉庫ではありません。れっき?としたレストラン・・・ゲッ。
心配しましたが、九條さん(右端)は面白がってくださいました。さすが「天井桟敷」で鍛えられています。
貝焼きの専門店?…というか、もっとも簡単らしいのです。火さえあれば、網に乗せるだけ・・・後は、店主は勝手に音楽活動です。いつもは皿もないのだけれど、今夜は上客と見たのか、皿が出ました。
「牡蠣ないの?」の九條さんの一声で、自転車でどこかに去ったお兄さん(客)は、築地の牡蠣専門の人で・・・運んでくれました・・・ものすごい上等の生牡蠣とウニ!!切らしていた煙草まで買ってきてくださいました。
その間も、店主のとくちゃんは、音楽活動・・・盗み酒をしながらライブを楽しみました。
店には、こんな感じの伊東深水の絵が飾ってあります。左の人が、とくちゃんのお母さん・・・らしい・・・現役の芸者さんだそうです。
いつの間にか「南ポルトガルの笑う犬」の歌ができていました。
とくちゃんのブログで聞けます。
ちなみに店には看板はありません。したがって、店の名前も、とくちゃんの名前も、本を買ってもらって初めて「名を名乗れ・・・」と聞いたのでした。
「和光」には、もう、三年も通っているのです。