数日前、なぜか朝の六時にパッチリ目が覚めました・・・屋上のテラスに上がると、市場はまだ開いておらず、人影もありませんでしたが、行きつけの角のカフェは、もう営業しているのでした。さすが漁師町・・・。
この数カ月をかけて少しづつ作ったテントは、日曜日に取り付けたばかりです。三メートル四方のテントを普通の生地で縫いあげるのは、大変な作業であきらめ、小さなテーブルセンターを九枚縫い合わせました。三か所に紐を通し、風邪の強い日には手前に寄せる工夫をしました。ひと夏くらいは持つでしょう。
ジャングルのようだった花の手入れは体力的に無理と判断して、薔薇を残して、100鉢ほどは知り合いに引き取ってもらいました。ちょっと寂しい庭になりました・・・。
椅子のカバーも古いシーツで作り直し、クッションは出来あい・・・ざっくりとした麻で色も気にいりました。
これは、昨年、挿し木にした小薔薇で、元気に育ち、たくさんの花をつけて、二か月も咲き続けています。
花が少なくなったテラスは、誠に寂しいものですが、さらに暑くなれば一日二回の水やりが必要で、とても自信がありません。家で枯らすよりも、どこかで元気にいてくれた方がいいと、去年の秋から、いろんな方に引き取ってもらいました。
空にはまだ、月が残っています。
昨年の秋に、日本のシランを持って行ったヨット暮らしの人は、早速、この春に咲いたと、とても喜んでいました。
「ヨシコの旅するシラン」は、再びどこかに行くようです。
早起きは実に気持ちがよく、翌日も楽しみにしていましたが・・・そうはいきません。ひどく体調が悪く、10時まで起きられず・・・三文どころか、随分と損をした気分です。
次に早起きができるのは、いつのことでしょう・・・楽しみに待つことにします。
「リスボン 坂と花の路地を老けて」発売中です。