今年はついに、秘密のビーチに行かないまま、夏が終わろうとしています・・・可愛い鳥たちの足跡も見られなかった・・・。
べネは、毎朝、アドックと一緒に行っていたけれど・・・今年はひとりになったので、どうしたかしら・・・怖くて聞けないのです・・・。
秘密のビーチにいるのは、貝捕りのお兄さんくらい・・・水着を持っていないワタシは、裸で海に入ります・・・問題ありません・・・ワタシには・・・。
帰ってくると、お腹がペコペコ・・・べネ姉さんが仕切ります。
今日はなんだろう・・・いい匂いです・・・蓋をあけてつまみ食い・・・いつも叱られる・・・。
私の仕事は、テーブルセッティング・・・。
あぁ・・・海には入れるうちに・・・来ないかなぁ・・・イザベル・・・。
べネと二人で行っても・・・きっと二人とも寂しくなってしまう・・・いっそ、早く夏など終わってしまえばいい・・・べネも、そう思っていることでしょう。
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