ビビリのタローです。初めて会った頃、玄関脇で気配を消しているので、犬の置物かと思っていました。つい一年ほど前のタローです。私を見ると、なにかもらえるとお座りして待っています。お散歩大好きで、夫を引きつれ、グイグイ先に歩きます。近所の二人のおばあさんは、交代で散歩に連れて行くのを楽しみにしていました。
今年に入って、急に衰えました。呼ぶと、必死にこちらを見るけれど・・・誰だか分からないらしい。夜泣きがひどくなり・・・ついに三島の犬の養老院へと行きました。飼い主はもちろん、可愛がっていたおばあさんも、悲しがりましたが・・・
犬嫌いで、ビビリのタローに・・・なんと、施設で友達が出来た ! ずっと一緒にいるらしい・・・あぁ、よかった。セラピードックのたくさんいる施設には、別棟に老犬や、飼い主の老化やさまざまな事情で飼えなくなった犬が7匹ほど、一緒に暮らしているそうです。世話をしてくれる若い青年たちが犬好きで、とても大事にされているらしいです。24時間態勢で見てくれ、新しい友達と一緒で、夜泣きは三日で収まったそうです。
年をとると、犬も心細くなるようです。
可愛がっていた近所のおばあさん二人が施設を訪ねたそうですが・・・
すっかり忘れているようで・・・二人のおばあさんがとてもがっかりしたそうです。
どうしているかしら・・・と、心配でしたが、この姿にウルウルしてしまいました。
私もここに入りたい・・・と、思いました。