私のお気に入り、モイーズです。フランス人イザベルのお父さんで、この写真は娘の50歳の誕生日に開かれたパーティーのときのものです。一目惚れ・・・その年に書いた短編の題名が「モイーズ、モナムール」です。内容には関係ありませんが、名前を借りました。
かつては大変な頑固ものでしたが、今は奥さんと娘には服従。セビージャのタパバーでドロボウに会わないよう、女たちのハンドバックを抱えて食事をしています。
セビージャで開かれたベネディクトの展覧会場で、オブジェを吊り下げてはしゃいでいます。右が奥さんの、アナ・マリー。いつも笑顔の、あたたかいフランスのお母さんです。
帰り道、暗がりの通りでモイーズが、アナ・マリーの手を取りました。こんなこと昔では考えられないと、娘のイザベルは驚いていました。